タンパク質の過剰摂取は腸内環境を悪化させる?
2025.09.08
筋トレやダイエットをしている人にとって「タンパク質」は欠かせない栄養素。
しかし「多ければ多いほど良い」と思って過剰に摂取すると、かえって腸内環境を乱す可能性があります。
◆ タンパク質と腸内環境の関係
タンパク質は体内で消化・吸収されますが、摂りすぎると小腸で消化しきれず、大腸まで届いてしまうことがあります。
この時、未消化のタンパク質が悪玉菌のエサとなり、腸内で有害物質を発生させてしまいます。
結果として…
- お腹の張り
- 便秘や下痢
- 腸内フローラの乱れ
といったトラブルを引き起こすことがあります。
◆ どれくらい摂ればいい?
一般的に必要なタンパク質量は 体重1kgあたり1.0〜1.6g程度。
筋トレをしっかり行っている人でも 2.0g/kg程度が上限目安 とされています。
例えば体重60kgの人なら、1日に60〜120gが目安。
これを大きく超える摂取を続けると、腸内環境や腎臓に負担をかけるリスクがあります。
◆ 腸内環境を守るために
タンパク質だけに偏らず、腸内環境を整える食品を合わせて摂ることが大切です。
- 野菜・海藻・きのこ(食物繊維)
- 納豆・ヨーグルト・キムチ(発酵食品)
- 玄米やオートミール(プレバイオティクス)
これらを組み合わせることで、腸内環境を良好に保ちながらタンパク質を効率よく利用できます。
◆ まとめ
タンパク質は筋肉や健康のために必要不可欠ですが、「過ぎたるは及ばざるが如し」。
摂りすぎると腸内環境を悪化させ、かえって体調やダイエット効率を下げてしまうこともあります。
バランスの取れた食事と、適正量のタンパク質を意識して取り入れていきましょう!
