筋トレで左右差があるのはしょうがない?その原因と向き合い方
2025.08.05
筋トレをしていると、「右だけ筋肉がつきやすい」「左だけ力が入りづらい」といった“左右差”を感じたことがある人は多いのではないでしょうか?
結論から言うと、左右差は誰にでも起こり得る自然な現象です。しかし、無視していいわけではなく、放っておくとケガやフォームの乱れ、トレーニング効果の低下につながる可能性もあります。
今回は、筋トレにおける左右差の原因と、その対処法について解説します。
◆ なぜ左右差が生まれるの?
- 利き手・利き足の影響
日常生活でよく使う方の筋肉は、自然と強くなっています。スポーツ経験がある人は、その動作の癖も関係しています。 - フォームのクセや姿勢の歪み
無意識に片側ばかり使っていたり、骨盤や背骨の歪みが原因で力の入りやすさに差が出ることも。 - 過去のケガや筋力の低下
以前に痛めた部位をかばう癖が残っていて、一方だけうまく使えていないというケースもよくあります。
◆ 左右差を放置するとどうなる?
- 片側だけ筋肥大し、見た目のバランスが悪くなる
- バーベル種目などでフォームが崩れやすくなる
- 片側への過度な負荷で、肩や腰などを痛めやすくなる
左右差があるままトレーニングを続けると、トレーニングの効果が出づらくなるばかりか、ケガのリスクも高まるため注意が必要です。
◆ 左右差への対処法
- 片側ずつの種目を取り入れる
例:ダンベルプレス、ブルガリアンスクワット、片手ラットプルダウンなど
両手を同時に使うバーベルよりも、片側ずつ鍛える種目の方が差に気づきやすく、修正しやすいです。 - 弱い側からトレーニングを始める
先に弱い方を動かすことで集中力が高まり、バランスの改善につながります。 - 動画でフォームを確認する
鏡では気づけない癖やブレは、スマホで動画を撮ってチェックすると客観的に把握できます。
◆ 焦らず、コツコツ整えていこう
左右差を完全になくすのは、正直なところ難しいです。大事なのは「差を最小限にとどめておくこと」。気づかずに放置するより、意識して修正していく方がトレーニング効率もグッと高まります。
焦らず、自分の体と向き合いながらバランスよく鍛えていきましょう!